Repeat:
退屈な日常とか、虚像の世界とか
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
暗い闇の中、隣にあった温もりが消えた。
待って、待って!
必死に温もりの断片を掴もうとする私の指をすり抜けて、温もりは闇に吸い込まれ、
『───────』
不意に、耳元で囁かれた言葉に振り返る。
「ツナ君・・・っ!」
叫びながら体を起こせば、視界に映ったのは自分の部屋。
閉め切っていないカーテンの隙間から、陽気な日差しが差し込んでいる。
そんな、いつもと同じ景色に何故かとても安堵し、
でも、
本当に、夢・・・・・・?
胸に残る嫌な感じが拭い切れない。
『ばいばい、京子ちゃん』
嫌に耳の奥に鮮明に残るツナ君の声に、両手で体を抱く。
どうして、体が震えてるんだろう。
夢を見た。愛する君が消える夢を
(私は、夢だと言い聞かせる)(それを否定する心を肯定しないために)
PR
この記事へのトラックバック
トラックバックURL: