Repeat:
退屈な日常とか、虚像の世界とか
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絶対に放さない。
誰にも渡さない。
半歩前を歩く灰原の姿を見ていたら、急にそんな想いが沸き上がってきて。
「ちょっと、江戸川君?」
不意にかけられた声に我に返り隣の灰原を見ると、灰原は迷惑そうに眉を潜めて俺によって握られた自分の手を見た。
「これは何なのかしら?」
「え、っいや・・・」
無意識の行動に咄嗟に言葉を返すことが出来ず口籠もると、灰原との間に変な空気が流れる。
動きの止まった俺に灰原は隠すことなく大きく息を吐き、掴まれた手を振りほどこうとして、
「手、あったまるかなって思って」
「はぁ・・・?」
慌ててその手を更に強く握った俺が紡いた言葉に眉を寄せて訝しげな表情をした。
「お前、手冷てえだろ。だから」
「あら、優しいのね。でも、結構よ」
そして灰原はやや吊り上げた目を俺に向け、早く放して言った。
「ああ、悪いな」
その視線に手を放すと、灰原は呆れたように本日二回目の溜め息を吐いた。
「・・・何笑ってるの?」
「ん、いや。別にー」
「・・・・・・・・変な人ね」
それを見て小さく笑った俺に一瞥をくれた後、灰原は遅刻するわよと言うと踵を返し歩き始めた。
(本当の理由、気づいてないんだろうな・・・)
その後ろ姿をしばらく見つめ、苦笑気味に笑うと随分離れてしまった灰原を追った。
とりあえず、笑っておこう
(彼女は鈍感だから、)(この気持ちを隠せるはず)
タイトルのまんまです。
哀ちゃんは髪を描くのがなかなか難しい。
今まで女の子で描いたこと無かった感じなので。
色塗りが中途半端だけど、何となく表情が良い感じに描けたので満足。
次は江戸川氏を描いてみたいと想います。うん、描けたらだけど。
にしても、哀ちゃん可愛い!!(私が描く哀ちゃんは別ですが。
大好きーv
理由?偶然缶があったからです。
考えたら三年ぶりでした。
小学生と中学生相手に目茶苦茶本気になってやってました。うん、楽しかった。
精神年齢低いのは承知です。
今度は携帯使おうよ、とかいう話が出たり。
うん、面白そう。やっぱり、遊び相手が居るって良いね。
今日は久しぶりの休みー。
ってわけで、昼間で爆睡しました。
それから、アニメを見まくりました。すいません、全部コナンです。
見るのを止めてから二、三年経っていたので話題の話だけを次々と。
映画も結構見て無くて、今度の土日にでもDVD借りてきて見まくろうかと計画中。
あ、目茶苦茶久しぶりに復活長編をうpしました。
今年中に終わらせれたらいいなー、とか思ってます。多分、九割無理ですが。
学校帰りに巻き込まれた事件を解決した三十分後、博士に用があって訪れた阿笠邸で、俺は非常に珍しいものを見ていた。
それは、ソファの上で熟睡する灰原の姿。
膝に雑誌を置いているところから、読んでいる間に寝たのだろう。
・・・なんて推理とも言えない思考を頭の中でして、それから改めて灰原を見下ろす。
(なんつーか・・・)
久々に見た起きている時とは違って無防備な表情をした灰原は。
「・・・・可愛い」
思わず考えが声に出てしまい、反射的に手で口を覆う。
小さな声だったためか灰原はぴくりとも動くことは無く、それを確認して小さく安堵の息を吐き出す。
その安らかな寝顔に少し口角を上げ、胸の奥から沸き上がった愛しさに、ソファの背に手を付いて灰原に覆いかぶさるように身を屈める。
そして、すやすやと眠り続ける灰原の顔に自分の顔を近づけて、
「ん・・・」
小さな呻き声を上げて身じろぎをした灰原に慌てて体を離そうとして、止めた。
「灰原」
耳元で名前を囁き、それによって意識を浮上させた灰原がゆっくりと瞼を上げるのを至近距離に見つめ、
「・・・・え、どがわ・・・くん・・・?」
俺の姿を視認して寝ぼけ眼で見上げてくる灰原の唇を掠め取るようにキスをする。
その瞬間、驚きに目を見開いた灰原ににこりと笑って口を開く。
「おはよう、ハニー」
「・・・何を言ってるの」
俺の台詞に灰原は目を半眼にして、呆れたように溜め息を吐いた。
甘めを目指してみました。なってるかな・・・?
新志とか書いてみたい今日この頃。