Repeat:
退屈な日常とか、虚像の世界とか
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「きりーつ、れーい」
ありがとーございましたー。
間延びした授業終了の号令をし終わった途端、教室の中はがやがやと思わず耳を塞ぎたくなるくらいに煩くなる。
しかしその煩さに随分と前に慣れてしまって今は全く気にならないことに苦笑する。
(さて・・・と、)
心中で呟き、小さく息を吸ってから後ろを振り返り、
「灰原、ノート貸してくれ」
ペンケースにシャーペンをなおしていた灰原にそう言う。
瞬間、灰原は目を細め、ペンケースの口を閉じながら口を開き、
「ノートくらいちゃんと取りなさいよ」
相変わらずの冷たい声と視線を向けてきた。
それらに息と言葉を詰まらせる。
が、ここで引き下がるわけにはいかない。
大きく溜め息をつき、灰原が僅かに眉を上げたのを見て口を開く。
「小学生の知識くらい頭の中に入ってるっつーの」
「じゃあ貸す必要ないじゃない」
「バーロ。提出しなくちゃいけねえから頼んでるんだろーが」
そう言って唇を一文字に結び無言で見てくる灰原を見返し、待つ。
五秒経過。
十秒経過。
「・・・・・分かったわよ」
先に折れたのは灰原。
溜め息をつき悔しそうに俺を睨むように見て、ノートを差し出す。
「さんきゅー、灰原」
それを受け取ってにっこりと笑い、
「今日中に返してよ」
そう言って席を立った灰原の背に向けて、心の中でガッツポーズをした。
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コ哀二作目。
未だあんまりキャラが掴めてないな・・・・頑張ります。
現在、学校で新型インフルエンザが流行ってます。
既に三学年学年閉鎖やってて、今は三年が流行中。
おかげで来週ある予定だった創立記念の講話が中止になりました。
それは嬉しい。
けど、冬休みが少なくなるから学年閉鎖はなって欲しくないなー。