Repeat:
退屈な日常とか、虚像の世界とか
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脳裏でちらつくのは、真面目なあいつが授業をサボってでもしていたバトル。
真剣な、それでいて愉しそうな横顔。
見知らぬ男子生徒の手を引いて森の中に消えた背中。
愛の逃避行―――
「いや、違ぇし」
呟き、頭の中に浮かぶ記憶+αを消し去り、代わりに頭の中に流れ込んできた教師の声も頭の外へと追い出す。
頬杖をついて窓の外の穏やかな春の景色を目に映し、再び脳裏に浮かび上がって来た記憶に小さく舌打ちをする。
頭の中で無限ループを繰り返す同じ場面。
それに付け加えられる妄想。
「―――くそっ」
「サトシ、荒れてるかもー」
苦々しく言葉を吐き出すと頭上から降って来たからかいを含んだ声に視線を上げ、机の横に立つハルカの姿を視認する。
「なんだよ」
不機嫌さを隠そうとしない俺にハルカは呆れたように肩を竦め、
「昼。奢ってくれるんでしょ?」
その言葉にいつの間にやら午前の授業が終わっていたことに気づき、そして昨日そんな約束をしたことを思い出す。
そしてその約束を忘れたフリをして破棄するという選択肢を相手があのハルカだと反論することで却下して、ズボンに財布が入っているのを確認して席を立つ。
「カレーパンとメロンパンと、あとオレンジジュースよろしくねー」
背中に受けた、そんなハルカの暢気な声に生返事をして、多くの生徒が溢れる廊下に続くドアを開けた。
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久しぶりにパソコンに触ることが出来ました!!
やっぱいいなー、パソコン。
パソコンが出来ないので、最近はゲームをやってます。
ポケモンダンジョンとポケモンレンジャー(共に中古)。
安かったので買ったのですが想像以上に面白くて買って以来一日中やってます。
このソフト二つでで春休み乗り越えられる気がする。