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退屈な日常とか、虚像の世界とか
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「ポッチャマーーーーっっ」
お腹の底から出した声が振動となって空気を揺らした。
しかしどれだけ待っても返ってくるのは静寂だけ。
数刻前と同じ結果に溜め息を落とし、そんな私を遠巻きに見ている名前も知らないポケモン達を見回す。
だが、その中に目的のパートナーがいるわけもなく。
─────っていうか。
「此処はどこなのよーーーーっ!!?」
そんな、迷子真っ只中な私の叫びに木に止まっていた鳥ポケモンが一斉に羽ばたいた。
「なんでこの学校こんなに広いのよ・・・敷地内に森とかありえないって・・・・」
そんなことを吐き出して、再び静かになった周囲にがくりと肩を落とし、
「ポチャーーーッ!!」
「!?」
突然後ろから聞こえてきた声に振り返り、それと同時に腕の中に凄い勢いで飛び込んできたポッチャマに目を見開く。
「ポ、ポッチャマっ!!?」
「ポチャマッ!」
驚いて裏返った声で呼べばポッチャマは嬉しそうに返事をして、半泣きのポッチャマにつられて目が潤みかけ、
「その子、あなたのポケモン?」
不意に耳に届いた草の揺れる音と女の子の声に顔を上げ、────────息を呑んだ。
+++++++
2011年初up~!
あんまりアニメ見ていなかったのでヒカリの喋り方が分からない・・・・。
もう一話書いてあるので上げます。
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