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退屈な日常とか、虚像の世界とか
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(暇だわ・・・)
若干の熱を孕んだ微風が葉を揺らす音を聞きながら、頭の中でここ十数分で三度目の言葉を浮かべる。
「────、たいあたりだっ!」
不意にそんな声が聞こえてきたかと思うと、視界の端の方で新たに軽い砂煙が上がった。
(まさか最初の授業が見学なんてなあ・・・)視界の中のいたる所で行われるバトルにそう心の中で嘆いて小さく溜め息を吐き出す。
その原因であるアイツは、今は何処か別のフィールドでバトルをしているのだろう。
「・・・・バトルしたかったなあ・・・・」
無意識に小さな声で呟き、二度目の溜め息を吐くと後ろへと仰向けに倒れ込む。
そして、草の青いにおいを胸いっぱいに吸い込んで目を閉じ────、
「サボり発見かもっ!」
天から降ってきた明るく軽やかな声に吐き出しかけた息を飲み込んで、ゆっくりと重い瞼を上げた。
+++++++
久々の更新ー。
本当はもっと長かったんですが、適当なところで切りました。
続きはそのうち上げます。
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